モノクロ写真って貴重な資料ですね。まだまだデータ化されてないものが多く、田舎のアルバムも早く保存しておきたいものです。
さて、昔の写真をカラー化する方法ですが、今はPhotoshopを使えば綺麗にカラー化されるのでびっくりしますね。おじいちゃんおばあちゃんのプレゼントに写真を新しく作ってあげるのもいいかもしれません。
それではカラー写真にする方法を説明します。
後から注意点も上げますので、参考にしていただけたらと思います。
ニューラルフィルターを使ってみよう
操作は簡単ですので、さっそくやってみましょう!
①写真を用意します。
今回はフリー素材で利用できるものを選びましたが、こちら1938年の写真だそうです。

②「フィルター」メニュー→「ニューラルフィルター」を開きます。

するとこのような画面に映ります。AIが女性二人を認識してくれています。

③ベータボックスの中に「カラー化」という項目があるのでチェックを入れます。
初めて使う方はダウンロードマークになっていると思います。


結構いいかんじになりましたー。これでよければ、出力先を指定して(今回は新規レイヤー)、OKを押します。

横に並べてみます。


ニューラルフィルター、便利なんだけど…
さて、非常に便利な機能なのですが、使っているとなかなか難しい点も。
- めちゃくちゃ重い
- AIが認識できないものは変換されない
- 実際白黒写真ってもっと粗いよね
①めちゃくちゃ重い
今回はカラー化だけを使いましたが、ニューラルフィルターには他にも顔の表情を変える機能や、イラスト風に変換する便利な機能もあります。これらはクラウド上でAIが頑張ってくれているのですが、ひとつの機能ならともかく、複数組み合わせて使おうと思うと、めちゃくちゃ時間がかかってしまいます。
いや、いままでの編集時間を考えれば、数分待つだけで簡単に写真を変えることができてかなり便利なんですけどねー。自分のパソコンのスペックの問題かとも思いましたが、だいたい皆重いと感じているっぽいです。最悪画面が落ちてしまうことも…。
ホントはカラー化の後にも色指定したり、ぼかしを入れたりできるのですが、別途レタッチする方が簡単そうです。
②AIが認識できない問題
先ほどの画像ですが、メインの女性二人の後ろにいる少年や民衆ですが、顔が切れていたりぼかしが入っているので、AIが人の顔だと認識してくれませんでした。

例えば古い写真で、集合写真をカラー化しようとすると、「全員にピントが合ってない」「ひとりひとりの顔が小さい」などの問題で、人物と判定するのが難しそうでした。
ただ、今回みたいにメインに大きく人が移っていれば、肌や服の色を自動調整してくれます。
その他には、空や植物、木造建築など、しっかり写っていればかなり高性能で色が出ていましたので、やっぱり便利な機能なんだと思います。
③古い写真はそもそも画質が悪い
今回のサンプルは古いものとはいえ、写真家が撮ったものらしいので、かなり綺麗な画像と言えます。
最近昭和初期の白黒写真をいろいろと編集していたのですが、写真そのものの画質の問題や、経年劣化で更に判定が難しくなっている印象でした。
そうなってくると、ちみりちみりと手作業の編集で頑張るのですが。トホホ
さいごに
いかがでしたか。白黒写真を一発でカラー化する方法でした。色々と制約があるとはいえ、そこそこいいかんじの写真になったのではないでしょうか。
この他に、写真の編集などをご紹介していますので、よろしければこちらもご覧ください。
それではここまで見てくださり、ありがとうございました!

