写真加工をするとき、簡単な方法としてトーンカーブをよく利用します。
ただ、写真によってうまく肌の明るさを上げるのが難しい場合がありますので、もしよければこの方法で試してみてください。
トーンカーブと除算を使って、簡単明るさ調節
トーンカーブだけじゃダメなの?
さて、トーンカーブは一発でいいかんじにしてくれる超便利ツールなわけですが、「もう少し違うニュアンスにしたいんだよな~」ということがあると思います。
たとえばこちらの画像を明るくする場合

まずはトーンカーブで中間調を引き上げていきます。

うんうん、全体的に明るくなってるし、いいかんじじゃん!と思うのですが、う~ん、ちょっと影が濃いままだなー、ポットに当たる光があんまり映ってないなー、とも思うのです。


確かに明るくなっていますが、明るいところと暗いところの差がはっきりして、コントラストが強くなった印象だと思います。もちろんこういう光の演出というのがあるので、ダメだということでは一切ありません。
描画モードを除算に
それでは画像の全体をいいかんじに明るくする方法を説明します。
①写真を用意したら、「レイヤー」メニュー→「新規調整レイヤー」→「トーンカーブ」を選択します。

②新規レイヤーが追加されますので、描画モードを通常ではなく「除算」を選択します。


新しくレイヤーマスクが追加され、描画モードが除算になっています。

すると、画面がほぼ真っ白になっていると思います。

除算の説明はややこしいのですが、合成色によって明るさが反転する機能ってかんじです。まあ「超明るくなったなー」くらいの認識で大丈夫です。
③そして、レイヤープロパティで、グラフの左下の点をぐぐっと真上に持ち上げます。


いい感じに明るくなりましたよー

やることは以上です!
いかがでしたか?めちゃくちゃ簡単じゃないですか?
ちなみにレイヤーマスクを作らなくても、元画像を複製→除算→トーンカーブだけでもOKですよ。
つまみを一番上まで上げたら元画像と同じ暗さになります。


全体的に明るくなるだけでなく、ややコントラストが低いやわらかい雰囲気になったと思います。
先ほども書きましたが、元の写真によったり、どういう演出にしたいかによって編集方法が違ってきますので、いろんなやり方があるんだなーと思っていただけたら結構です。
さいごに
簡単に写真を明るくする方法ということで、除算を使った方法をご紹介しました。
まだまだ色んな方法がありますが、またいつかご紹介できたらと思います。
ここまで見てくださりありがとうございました!
