こちらは初心者向けIllustratorの講座です。
今回は、印刷の加工技術である「箔押し風」文字の作り方を書いていきます。
今回はゴールドにして箔押し風にしましたが、色を付けずに用紙の色と同じにしても、刻印風になってかっこいいですね。

用紙やサイズによって調整が違ってきますが、作業は簡単なので頑張ってみましょう!
イラレで凹み文字を作る方法
①用紙の色と文字を決める
今回は、アイボリーっぽいベースに、ゴールド風のグラデーション文字を付けていきます。


②アピアランスを開く
アピアランスパネルは、見つからないときは「ウィンドウ」メニューから開くこともできますし、プロパティの中にもあるので探してみてください。
アピアランスを開いたら、左下の2番目にある、「新規塗りを追加」を押し、合計「塗り」が3つある状態にしましょう。


③基本の文字色を決める
今回はゴールド風のグラデーションを付けていきます。文字色をベースの色と同じにしたら刻印風になりますし、黒にしてみても面白いですよ。
一番上の「塗り」の色選択を開いて、左下にある「スウォッチライブラリメニュー」を押します。


ライブラリから、「グラデーション」→「メタル」→「ゴールド」を選択します。




グラーデションのついた文字になりました。


④「効果」をつける
一番上の「塗り」(今回はゴールド)に「効果」を付けていきます。
左下の「fx.」から、「スタイライズ」→「光彩(内側)」を選択。


文字の内側が明るくなりました。


描画モードは「スクリーン」で、不透明度は35%にしました。
凹んだ文字に、やや光が当たっているイメージです。あまり光が強すぎると不自然なので、優しい明るさにしましょう。
⑤影になる部分を付ける
2番目の「塗り」は凹んだ壁(?)にあたる部分なので、乗算で色を付けます。
「塗り」の色は用紙と同じ色か、少しだけ濃い色を選択し、不透明度のパネルから乗算を選ぶ。
不透明度は80%にしています。




「fx.」から「パスの変形」→「変形」を選択。


今回は左上に影を付けたいので、水平と垂直をそれぞれマイナス方向に移動させました。
これもあまり値が大きすぎると不自然なので小さ目に設定します。







完成!と言いたいけど、あとちょっとだけ加工させて!
⑦用紙に質感を加える
「効果」メニューから、「アーティスティック」→「粗いパステル画」を選択。





今度こそ、完成や~


まとめ
いかがでしたでしょうか。
ちょっとした加工ですが、刻印印刷のようになったのではないでしょうか。更に角度や光の調整をしたら、面白い作品ができると思いますので、是非試してみてください。
それでは、ここまで見て下りありがとうございます!


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